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映画自体は年間に一本見るか見ないかというもったいない人生を送っている人間です。
会社のゴジラ好きさんと某漫画の先生(夏の同人誌はそのネタw)が絶賛されていたことと、そして、監督が
庵野監督ということもあって、だまされたと思って見に行きました。
10年位前に近所にできた映画館へ初めて。
この国のために、未来の国民のためにどう生きる(戦う)か
繰り返し見て感慨深かったのは、最初の方のエレベーターのあからさまな戦争死者数を語るシーン(実は最初の方かなり引きました;)からの、ラスト近く、矢口の演説前の泉ちゃんとの会話「この国には優秀な人材が~」のくだり。
エレベーターで語る人数は、戦争に犠牲になった人、という意味だけではなく、次の世代のために戦った一人の人間だったという受け取り方をすると、今からこの国の存亡をかけて志を同じくする立場になった矢口自身の必死の決意とリンクされて、じんと来ました。あの方たちは、戦争の被害者でもあり、けれどこの今の日本社会のために戦った人たちなんですよね……。
日本は加害国だったという歴史を学んできた世代の自分には、世界の大きな流れに翻弄されて戦い死にに行かなければならなかった一人一人の日本人のことを果たして考えたことがあっただろうかと考え直すきっかけになりました。
国際社会との付き合い方を赤坂さんを通してみる
あとは何度も見て気づいたのは、赤坂さんです。
最初はなんて嫌な役回りなんだろうwと思いましたが、腑に落ちた今では一番好きな登場人物かもしれません。
国際社会の「ルール」から外れずに国を守ることの難しさ、現実という彼らとの共存(ゴジラとではなく)を考えていかなければならないリアルな登場人物だったように思います。
その赤坂さんの行動は、先の戦争に負けた日本の在り方であり、しかし最後の「ごくろう」から先の台詞は、そんな国際社会に囚われずに、本当の国在り方(未来)を手に入れることを決めた台詞に感じました。
(悲しい話ですが、今の現実はそれを決めたら進撃(!)しかないのでこの状態が日本のとる方法なんですよね……そのせいで前に負けたので回避するのに政治家も大変……遠い目)
近所がロケ地に……
最寄り駅wがロケ地でした。
仕事場もロケ地でびっくりで、同僚と自分の会社が潰れたかどうか議論になりましたw
自分の家もゴジラが踏みつけてくれたかな?と何度移動ルートを確認したことでしょうか……!(あほだ)
感想まとめ
内容については
「これが……ゴジラか」でした。
自分のゴジラに対する認識は、某野球選手を指すことのみだったもので、その一言に尽きました。
とにかく、何がなんだかわからないまま色んな映画館を回って、最終的には10回以上見に行ってしまいました。
BRも買い、何度も見ています。
色々な方の感想もみて回りましたが、このゴジラは色んなメッセージを含んでいるので、様々な感想があってとても面白かったです。
人によって見る視点が違うといいますか……。
この上の二つのシーンは、ぶっちゃけ最後の8、9回目くらいでこういう見方もあるのだろうか……と思ったので、本当に奥が深いです。
ちなみに、ジアートオブも、サントラも購入してしまいました……HAHAHA!(財布がすっからん)
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