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2025/03/28

『人を操る禁断の文章術』/DaiGo


人を操りたいのではなく、逆に、人を操ろうとする人間はどうしてくるのか?を知りたくて読んだ。中々参考になった。ネット社会は情報や文字がたくさん氾濫しているが、我々はどうして、彼らにかんたんに操られてしまうのか。読んでいるとやはり感情を刺激してコントロールされているというのがキモなのかもしれない。勉強になった。

2021/02/21

『悪魔とのおしゃべり』/さとうみつろう




正義の味方は怒っている 『悪魔とのおしゃべり』
とても個性ある印象に残りやすいイラストです。ところどころ漫画も入っていて、分厚いわりには会話形式なので苦もなく読めました。ただ、真剣に読もうとするとギャグがうっとうしく感じる人もいるかと思いますので、息抜きに読んだほうが良いかもしれません。

なぜ人は怒るのか。イライラするのか……

自分の悩みごとで、「怒りっぽい」というのがあります。とにかく怒りっぽい。何でもかんでも日々イライラしています。どうしてこんなに自分は怒りっぽいのか? 年も重ねてきて、とうとう怒ることに疲れてきまして、どうしたらこの状態から抜け出せるのか? と本屋さんでこの本を見つけ「悪魔とおしゃべりしてイライラが収まるならサイコーじゃないか?!」なテンションで買って……はいませんが、大当たりでした。

「怒り」をなくす方法、の足掛かりになる本です。
実は、怒りで相手をコントロールしようとするのではなく、怒る自分自身をコントロールする。ということに気づくか・気づかないかで「自分が楽になる」方法が変わってくるということなんですね。目から鱗です。本当にこの本はためになりました。

第3章以降は注意

第3章(全部で13章)からは、スピリチュアル・陰謀論的な三次元外のお話になるので、耐性のない方、苦手な方は要注意です。

「悪魔」が出てくる時点で三次元外なのですが……個人的にはそういうのは嫌いではないので読了していますが、そこらへんは本来は全部つながっているとはいえ、苦手な方は自分にとって必要な情報を取り入れるだけで良いと思います……。

感想まとめ

前作の『神様~』の方は読んでいないのですが、自己啓発本というのは、考え方の転換を行いたいときにとても参考になるということに驚きました。

個人的に、「自己啓発」という単語に会社員・リーマン、働く人のための向上心をつくるものと思っていたのですが、「生きるためのヒント」が書いてある本だったので驚きました。老若男女、悩める今生を生きる人なら誰でも必要な情報本。考え方の要点が書いてあって、簡単に他人の考え方を学ぶことができるのはとてもありがたいことです。

結局、悪魔の正体は~(ネタバレ)というのもなかなか意味深でした。

正しさを疑え! 『悪魔とのおしゃべり』

人は何をもって善を行うのか。 自分の行うことはすべて善なのか?
悪魔の囁きはすべからく我々にとって甘い誘惑で、試されているのか、それとも堕とされているのか……考え続けることが大事なのかも知れません。

2018/04/10

『日本人なら知っておきたい日本文学』/蛇蔵&海野凪子


日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典

著者:蛇蔵&海野凪子
発行:2011年08月25日
出版:幻冬舎


あらすじとおすすめポイント

古典文学を漫画とエッセイでわかりやすく解説。有名な9人を上げて、コミカルに描かれています。昔教科書で読んだなーと楽しく振り返るにはおすすめです。新たな発見があるかも知れません。


●『日本人なら知っておきたい日本文学』/蛇蔵&海野凪子の感想

登場順に書いていくと、清少納言、紫式部、藤原道長、安倍晴明、源頼光、菅原孝標女、鴨長明、兼好、ヤマトタケルの9人が一章ずつで一人約10頁(漫画8:文2)ですがけっこう深いので楽しく読みました。

この中でお二人が推している(ように見えるw)菅原孝標女の『更級日記』を読んでみたくなりました。
『源氏物語』オタクでおちゃめな人だったようです。

兼好の『徒然草』はおすすめです。
一つ一つがメモの走り書きのような短いものなので、肩肘張らずに読むことができます。

『現代語訳・徒然草』/吉田兼好作・佐藤春夫訳



2017/12/22

『座右のゲーテ 壁に突き当たったとき開く本』/斎藤孝


「われわれのように、何かがどのようにして作られたかという点に特別の注意を向ける者は、彼の作品に二重の興味を持ち、またそこからすばらしい収穫を得るわけだ」

ゲーテは創作物に触れたとき、どうやってつくるのか、そのプロセスまでを念頭に描きながら向きあうことを勧めている。
(106頁)

あらすじ

ドイツのゲーテから、物事の「発想の技法」を学んでいく本。

おすすめポイント

ゲーテ入門本。彼の創作の極意がちらほらとあるので、意外と、創作活動を行う人向け。創作の指南書みたいにも読めます。


●『座右のゲーテ 壁に突き当たったとき開く本』/斎藤孝の感想

『声に出して読みたい日本語』の齊藤先生の本です。
先生のおすすめの本や人がたくさん出てきて面白かったです。

ゲーテのシェイクスピア版サリエリを心配をしている発言には、やはりとびぬけた才能に近づきすぎると身を滅ぼすというか、その人に憧れ以上になりたいという考え方は危険だと諭してくれます……。

自分は自分、憧れは憧れ。
嫉妬は身を滅ぼすということですね。

「人生の壁」というよりは、創作活動の壁に突き当たったときに読む本かもです。
人生のメリハリをつけたいと思っている人にもおすすめです。



先生他の「座右の書」
関連記事⇒⇒⇒『現代語訳・徒然草』/吉田兼好作・佐藤春夫訳

2017/12/07

『毒薬の手帖』/澁澤龍彦


あらすじ

外国、主にフランスを中心とした「毒」にまつわる歴史のエッセイ。

おすすめポイント

毒薬についてのエッセイという名の歴史的な専門書。欧州中世の時代の裏側を深く知りたい人向け。「魔女」の所以はここにあったのか?と考えさせられます。


●『毒薬の手帖』/澁澤龍彦の感想


ホラーものでもサスペンスものでもない、エッセイですが扱う題材が題材だけに、怖いです(この方の扱うものは基本アングラなのでどれもそうですが……)。
伝え聞く、中世欧州の煌びやかさの裏にこんな闇があるとは……小心者なので読んでいてびくびくしました(汗)。

もちろん現代でも知らないだけでたくさんの闇はあるとは思いますが、王様や皇帝、身分の高い人ほど毒に対して警戒をしなくてはいけない時代が丁寧に記されてありました。……今でも毒見の人はいるのでしょうか……。

下地が多少ないとこの著者の内容は理解できないので、知らない事件や人物はちんぷんかんぷんですが(……)、知っている人にとってはいろんな知識がつなぎ合わさって楽しい(扱っている内容はともかく)一冊です。
ちらっと、巌窟王のヴィルフォール夫人がでてきたり、シェイクスピア(ロミジュリも毒ですね)がでてきたり。

2017/10/04

『現代語訳・徒然草』/吉田兼好(佐藤春夫:訳)《感想》「破き捨てるつもりのものだから、人が見るはずもあるまい」な昔のエッセイ。



言いつづけてくると、すべて、源氏物語や枕草子などで陳腐になってはいるけれど、同じことだから言い出さないという気にもならない。
思うところは言ってしまわないと気もちが悪いから、筆にまかせた。
つまらぬ遊びごとで破き捨てるつもりのものだから、人が見るはずもあるまい。
(徒然草 一九)



あらすじ&オススメポイント

言わずと知れた鎌倉時代に生きた人の、(破き捨てるつもりの)エッセイ。

作品キーワード

鎌倉時代/随筆/エッセイ/





2017/09/13

『城 夢想と現実のモニュメント』/澁澤龍彦

城 夢想と現実のモニュメント―渋澤龍彦コレクション   河出文庫

著者:澁澤龍彦
発行:2013年02月15日
出版:河出文庫


あらすじ&おすすめポイント

筆者が訪れた安土城と、サド侯爵の城・ラコスト城の話がメインのエッセイ。




感想

最近、続・お城100選も発表されてお城ブームが到来していますが、自分の方はというと城プロという擬人化キャラゲーにはまっていまして…… ずっと読もうと思っていた澁澤さんの本ですが、今まで家にあった本を押しのけて読んでみました。

石垣の石一つ、五千の人手が必要な石があるということで、想像を絶する建築作業に当時の城づくりに対する情熱(そんなものではないはずですが語彙力が;;)に驚かされます。

読んでいて前から少し疑問に思っていたのですが、西洋のお城と日本のお城の機能はどういう違いがあるのでしょうか。

西洋のお城は日本のお城のように、大規模な曲輪とかがあまり見られない(見落としている可能性!)ので、そこらへんの比較本を探してみようと思います。