あらすじ&おすすめポイント
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「天」と「地」で別れ、地球の支配者を決める――――それは、幼馴染みの二人が行わなければならない、生死をかけた地球争奪戦だった。
- 少女漫画。グロあり。作品は未完ですが、『東京BABYLON』の続きあり。
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感想とネタバレ
なんとなく読みたくなって電子書籍で買い、再読しました。前回読んだのはいつだったか……、CLAMP先生好きではあるので、随分前に読んでいましたが、続きがないことと、当時は『カードキャプターさくら』推しだったので、グロテスクな作風にはいい印象がありませんでしたが、今回はグロ耐性がついて苦も無く読むことができました。久しぶりに読んでみたら、未完ですが、これはこのままで完結として捉えてもいいのかもしれません……。
実はこの作品では、『東京BABYLON』という、完結と銘打ってはいるものの、主人公二人の行く末がフェードアウトしていた作品が続いておりまして、この二人のお話は一応決着が見えたのでかなり満足しました。まさか、ここに出てくるとは……と感慨深いです。ちなみに『ツバサ』も出てくると知って途中までは読んだのですが今現在、読了できていません。
作品のテーマで実質打ち切り
この作品の未完になってしまった原因である、阪神○路大震災・地下鉄サ○ン事件から時は移り変わり、東日○大震災、京ア○事件、新型コロナ……。あの当時の「地球」をテーマにした作品が、もし再開したらどんな作品になるのでしょうか。気になる反面インターネット普及によって、今まで知り得なかったことがどんどん明るみになっていますので、このテーマを扱うのは難しくなっているかもしれません。といいますか、むしろ「漫画より奇なり」で、妄想の世界だと思っていたSF世界に現実が追いついているのがすごいです。
漫画ついでにアニメも見ましたが、当時のアニメ業界の慣例?でオリジナルエンドでした。確かにこうなるしかないかもな……という少々納得する終わり方でした。その後が気になって仕方ないですが……。声優さんは、一世代古いので、昴流くんが杉田智和さんという配役で、今の演技では到底考えられないほどの青年声なのが新鮮です。落ち着いた真面目な声ですので、ファンの方は最近の演技との違いにどきどきするかもしれません……?
東京バビロン推しには是非一読を進めたいです。ただし、ハッピーなエンドではないので要注意です。 あの時代の雰囲気は何かを求めていて、いいですね……。
しかし、楽しみにしていたバビロンのアニメがぽしゃったのは残念です。
バビロン建設は夢のまた夢なのかもしれません……。
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