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2025/04/21

『女生徒』/太宰治


AI選書(https://4u.bookcase.jp/)で選ばれたものを読んでみました。
読んでみたものの、太宰ネガティブ節はもっと短編(掌編?)の方が良いです。延々と続くネガティブ節は、そこがいいとはいえ此方まで落ち込んできて途中で止めそうになりましたw

年を取って太宰を読むと、客観的に読んでしまうので、太宰はやはり若いうちに読んでいたほうが同化できて気持ちがいいかも(そして大人になって再読する楽しみ!)。これを読んでいて思うのは、やはり人間に必要なのは鈍感力なんだろうなとしみじみ思った作品。

感情に振り回されすぎると疲れる、ということを知る(分かってくる)と、少しの成長と、感情の衰えを感じざるを得ません(笑)……後者が真実かもですw年をとることの残酷さw

2022/11/22

『煙管』/芥川龍之介


加賀のお殿様の煙管(きせる)のお話。持つべきものは「優秀な人材」オチ。集中という字が集注になっていて、ちょっとかっこいい。お坊さんが煙管をちょろまかすけれど、逆にやられて…という中々ふふっと笑える作品だった。煙草は莨、煙管はフィルターがないので、あのタバコ特有のいやーな臭いがほとんどしないという事実を最近知りました。

2022/09/21

『ボデー意匠審査会 美術の粋を蒐め独特の形態美へ』/豊田喜一郎


青空文庫に豊田氏があるとは知らず、さっそく読了。自動車のボディについてのお話。日本式の美を意識して芸術専門の教授にも関わってもらい、この難事業を行う並々ならぬ強い意志が伝わってくる。今でこそあっちにもこっちにも国産車があるのが当たり前だが「当たり前」をつくることの血の滲むような努力を少しでも垣間見れるのがとても良かった。

2020/10/10

『秘密』/谷崎潤一郎


ブンゴウメールさんから『ドグラ・マグラ』を購読していまして、そこから月一作品配信の方も登録してみました。
そうして配信されてきたのが、谷崎潤一郎著『秘密』。

まさにこれぞ、平成時代前の男という感じの主人公です。読後は、非常によろしくありませんでしたです、ハイ(笑)こうなって(秘密)からの、こうなる(秘密)話というのが………。まさにそこのところがちょっと意味がわからず(わかりたくない……?)。それが谷崎節の醍醐味なのかも知れませんが、秘密を通して「非常&非情」みたいな作品でした。

いやでも、一周回って現代小説のなろう的主人公のような俺様一番カッコイイ!でもあるので、若者にも意外と刺さるかもしれません。ただ、どこにこの作品を書いた満足があるのか……謎小説で、秘密なんてそんなもの、ハイ次行こう! 人生は止まらないからね!ってことなのでしょうか(汗)

個人的に読後まではおもしろかったのですが、後味の悪い作品だったので、あえておすすめは……しませんw


・追伸
ラジオを聴いていたら、『100分de名著(N○K)』で谷崎潤一郎・短編特集をやるみたいです。その場で少し谷崎作品の紹介をしていたのですが、どうやら谷崎先生は「そういう」作風の方のようで……。

もしかすると初谷崎作品だっただけに、何作か読んだら癖になったり、新しい扉が開いてしまう予感が……(気になってきました……w)


ブンゴウメール(現在:有料)



2017/12/19

『母をたずねて三千里』/エドモンド・デ・アミーチス

母を尋ねて三千里
母を尋ねて三千里
posted with amazlet at 17.12.19
(2012-09-13)


あらすじ

少しでも暮らしを良くしようとアルゼンチンへと出稼ぎに行った母親。しかし体調を崩してしまい、その知らせを聞いた家族は、次男をイタリアから遠いアメリカ大陸へ渡らせる。そうして彼はいろいろな人に助けてもらいながら母親に会うため旅をするのだった……。

おすすめポイント

日本の某有名アニメの原作です。アニメとは違った作風で読んでみたい方向け。短編なのでさくっと読めます。


●『母をたずねて三千里』/エドモンド・デ・アミーチスの感想


読んでいたら、マルコくん、13歳と書いてありました。
アニメのマルコくん……小学生にしか見えないのですが、原作は中一~中二の設定だったのですね……。
たしかに小学生に三千里は厳しいですよね……。勝手な思い込みでした。

マルコとお母さんの思いが一つになるときは感動します。
タイトルでお話のストーリーとオチが分かっても、やはりこれが名作なのだと思わされる一品です。

そういえばアニメでいつも肩に乗っていた、アメディオはでてきませんでした。

2017/11/01

『黒猫』/エドガー・アラン・ポー


●あらすじ
黒猫を飼うことにした。その猫にプルートゥと名付けた男は、次第にその猫に憎しみを抱くようになる。そして……。


昔よくお世話になっていた『青空文庫』さんで文学を久しぶりに読もうと思い立ちました。
最近は文豪擬人化(?!)が流行っているので、青空文庫さんもけっこうホットなサイトかもしれません。どうなのでしょうか。

某漫画でこの話が出てくるので、読んでみました。
かなり昔に読んで今回二回目だったのですが、覚えていなかったようで、読み進めるのが怖かったです。

ホラー小説です。主人公の暗く深くなっていく性格も怖いですし、「猫」の得体の知れなさの描写も怖いですし……(ホラーは苦手なのでドキドキしました、汗)

佐々木直次郎さんの訳です。