2017年9月12日火曜日

『先を読む頭脳』/羽生善治、松原仁、伊藤毅志

(2018年3月9日更新)

先を読む頭脳 (新潮文庫) [ 羽生善治 ]
人間には生理学的な作業記憶容量の限界があることを示唆しています。
~(略)~
そのために人間は「大局観」という直感的知識を磨いているのだと考えられます。
 (180p)

あらすじとおすすめポイント

棋士・羽生さんのお話に、人工知能・認知科学が専門の松原さん、伊藤さんの二人が解説を入れるという、対談形式ではないそれぞれの視点から<将棋>をみる面白い一冊。


●『先を読む頭脳』/羽生善治、松原仁、伊藤毅志の感想

一手二手三手……と「読み」の力を付けてきた人間の「脳」が改めて精緻で難解だということを実感した本でした。

人間は今まで培ってきた知識と、今まで起こったこと、これから起こることの流れをみて判断する能力で一手を打ってきたわけですが、これすらもコンピューター(AI)ができるようになると、果てはどうなっていくのでしょうか。

逆にAIに予測させることによって「読み」の力が失われていくのか。期待通り、AIと人間の力が合わさることにより我々の「生存率」が上がっていくのか……。

今後来るべき「シンギュラリティ」でどう変わっていくか怖いようで楽しみです。




先を読む頭脳 (新潮文庫)
先を読む頭脳 (新潮文庫)
posted with amazlet at 17.05.24
羽生 善治 松原 仁 伊藤 毅志
新潮社
売り上げランキング: 267,397