2022/09/26

『群衆心理』/ギュスターヴ・ル・ボン(桜井成夫:訳)


一人ひとりはブレーキが効くが、それがマス(大衆)になると全くもって流れは止まらない。それをいかに自分の理想のために動かしていくべきか、という権力者に向けたお話。…その理想が大衆にとってどんなに恐ろしく絶望的なものだろうと、動かされた心理は止まることはできない。それを身をもって知り、今後を思うとぞっとしてしまう作品。