人生の意味は貢献だと
理解する人だけが、
勇気を持って、
困難に対処でき、
成功を掴む機会を得られる。 『アドラー100の言葉』035
おすすめポイント
アドラー心理学を確立した、アドラー自身の格言集。感想とネタバレ
この本には、アドラーの格言が100言入っています。個人的に心に来たもの3選してみました。
上の引用は、アドラー心理学の根幹とも言っていい格言かと思います。
人が生きるうえで「生き甲斐」、わたし今、生きている!と感じることができるのは、アドラーが言うには人のために何かしたときだといいます。
この、「貢献」を幸せとすると、運(他者)に左右される人生ではなく、自分自身の意思による選択で人生(幸福)をつくりあげることで、自分自身による自己承認が得られるのだと考えさせられます。
生まれたその日から、
子はできる限り、
自立するよう訓練されるべきである。 『アドラー100の言葉』063
これを読んで、自立のできていない自分に落ち込むわけです……(白目)
この言葉の意味で大事なのは、自立は「訓練」するものだということに気づくのです……。
訓練……。
そうなんですよ。生きているだけでは、自立はできないのです……。
(自立できている方には意味のわからない話かと思いますが……これはこどおじに共通すると思うのですけれどどうでしょうか……)
耳が痛いです……。
他人のために率先して
自分の人生を犠牲にする若者がいる。
彼らは、社会に適応し過ぎている。 『アドラー100の言葉』092
この言葉も自分にはとても重いです。
「率先」して仕事をするのが社会適応だと思っていたので……(遠い目)
適応し過ぎているということは、バランスが悪いと言うことなのでしょう。
解説を読んでみると「自己犠牲」は「自分の居場所をつくるための貢献ではない」ということのようです。
たしかに犠牲という字からすれば、「自分を捧げている」ということになりますので、居場所がないわけですね……。頑張ったぶんだけ空回り!
ああ、なんということでしょう!(シェイクスピア風に)
世界はシンプルというけれど、実際のところ、それを理解するまでは複雑だと思い込んでいて、生きることは難しいと悩むわけです……。
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著者:監修:和田秀樹
発売:2016年02月
出版:宝島社