2021/10/24

『アントニーとクレオパトラ』/映画《感想》シェイクスピア:原作。恋しくて愛おしくて、恋は盲目。クレオパトラの虜になった男の末路とは……。

あらすじ&おすすめポイント
    カエサルが死んだ後のクレオパトラのお話。

  • シェイクスピア原作。悲劇・戯曲。

感想とネタバレ

歴史ものか。と生半可な気持ちで見てみたら、とかく長編(170分)でびっくりしました。
アニメに馴らされている身としてはやはり映画の長時間拘束が堪えます。終活として有名「映画」を本腰入れて見ようとしていますが、慣れるまでに時間がかかりそうです……。

原作は未読です。
個人的に、男性の主人公の名前のアントニーですが、現代人っぽくて、名前を聞く度にアメリカ人orイギリス人がよぎってローマ人(アントニウス)っぽくないのでそわそわしましたw

見ていて、映画の魅力を感じたのは、本やアニメでは抜け落ちる、三次元の美術でしょうか……。
衣装とか背景とか三次元で存在しているので、二次元とはまた違った奥行きの立体構造に面白いなあと思いながら見ていました。戦いの時の船の構造とかも動きがあるので見ていて楽しいかったです。

見終わってですが、やはりシェイクスピアの恋のお話はぐっと重いです。
それが長年愛される理由ですが、重くて悲しくて美しさがあり、これが劇だとどうなるのか……。

機会があれば原作も読みたいです。