あらすじ&おすすめポイント
『青春ブタ野郎シリーズ第1巻』。SF学園もの。ある意味主人公がリア充なので要注意。感想
アニメが気に入ったので、原作に挑戦してみました。ラノベはあまり読んでこなかったのですが、やはりオトコノコ向けでした。
ところどころ軽くてもセクシャリティを匂わすので、そこの描写関連はアニメの方があまり重く?なくていいです。
(二人の掛け合いはいいのですが、地の文にあるとちょっときついw)
とはいえ、思春期症候群を介して、現実とどう向き合っていくのか。という作風は面白いです。ラノベと一括りにされそうですが、なかなか社会派(学園)な感じを受けました。
孤独ではなく、「孤立」という言葉に考えさせられました。
学校生活も離れて久しいので、孤立という言葉を久しぶりに聞いたということもありますが……。
大人になるとむしろ孤独がメインになってきますから、子供社会の悩ましい言葉だと読んでいてはっとさせられました。
学校を離れてわかることは、大人社会も学校と同じ集団、組織で動いているのだなと実感したことと、人はみんな孤独なんだなということでしょうか。
そういう意味では、「孤立」で悩むのは若いうちといいますか……。
この孤立という話に踏み込むのはプチデビルの方でもっとやると思いますが、「この子はこういう子」と暗黙のルールから外れても、お互いが認めあえればいいのですが……当事者はそれがわからないから大変なことに……。
しかしそれがわからないと、大人になっても、他人が自分の思い通りにならない!と腹をたて、周りを巻き込んでいくのでそこには変わらぬ地獄が形成されていくという……(何の話だ!)