2017年11月25日土曜日

『予告犯(全3巻)』/筒井哲也


●あらすじ
明日の予告を教えてやる」ネットで犯罪予告をする男が現れた。それは、愉快犯か?社会に対する恨みか?復讐か?ただの、承認欲求の慣れの果てなのか。男は、新聞紙をかぶり顔を伏せ、動画配信を行いながら、次々と犯罪を犯していく……。


現代社会を土台に、短い巻数で「生きるとはなにか」を考えさせてくれる作品でした。

人生の選択というのは、自分一人で「選択する」にも実は選択肢が少ないのかもしれません。
もし、自分が人生(社会)のどん底に落ちた時、誰かが手を差し伸べてくれるか、誰かからアドバイスがもらえるか。

ヒトは一人では生きていけないという、人生の選択ができる条件というのが他人がいて始めてそろうのかもしれません。他力本願ともいわざるを得ない、「自分」の力だけでは世界で生きていくことは難しい、そんな虚しさを感じる漫画でした。

実際のところ、漫画を読むにも大抵はアニメ化されてからなので、こういう「漫画」もあるのだなと漫画界の奥深さを知った作品でした。

これを機にこういう短く終わる漫画も読んでいこうと思います。



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筒井 哲也
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