あらすじ&おすすめポイント
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ディオの息子がイタリアに居る……。
- 週刊少年ジャンプ作品。ジョジョ5部作。
広瀬康一は承太郎に依頼されてイタリアへ出向くことになったが……
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感想とネタバレ
原作&アニメ
個人的にジョジョシリーズで一番好きな作品です。もともとアニメだけを見ていたのですが、この五部は原作も読みたくなって購入。
今思い出すと、ジャンプを購読していた時期に連載されていた作品。ちなみに当時は怖そうな作画だったので読んでいませんでした(封神メイン)。
同級生はハマっていておすすめしてくれてましたが、若かった(笑)
五部の舞台はイタリア。
テーマは、悪の中の正義とは何か?という、この世はだれもがまっとうなお天道様のもとを歩んでいけるわけではないという現実のなか、そんな外れた道に生きることになったとしても、譲れない、譲ってはいけないものがあるのだという、そんなことを考えさせられる作品。
どうも先生も思い悩む時期だったようで、作品のキャラがとても心強かったようです(あとがき)。
想像でしかありませんが、もしかすると何かのきっかけで「吐き気を催すほどの邪悪」を知ってしまったのかも知れません。。。この台詞は、すごい台詞です。
当時その意味がわからなくても、今ならわかる人もいるだろうなと思うと……絶望しか無いです。
いや~……ブチャラティさん、初期はジョルノをぺろぺろしてる訳のわからないキャラだったのに、この……変貌ぶりがいいですねwww
最初の推しキャラはブチャラティだったのですが、最後のほうはナランチャになりました。
アニメによるところが大きいのですが、あのブチャラティについて行くか行かないかのシーンで、悩む弱さと漢気に揺れ動く場面が良ったです。アニメならではの演出がよかった……。
個人的には、フーゴが敵として再戦来るかと思ったのですが、あとがきから察するに、本当に先生がつらかったのが伝わってくるので作品外のことではありますが、納得した次第です。
副題の話:黄金の風。
おうごんとは、お金、欲とか権威の象徴ではありますが。物語において抽象的なメタ的「おうごん」というのは、何物にも代えがたいもの、のようなイメージが強いですが……。完走&読了したあとでは、「黄金の風」の副題だけで、胸がいっぱいになって泣けてきます。。。
『ゴールデン・デイズ』(少女マンガ)みたいな感じで、ことばの奥の奥が、憧憬やら羨望やらの形而上的な何か(?)として浮かんできますね……(泣)
といいつつもアニメでは、あれ以外の表現方法は無いとも思うのですが、ブチャラティが黄金色になったのには固まりました(笑)
副題、本当に好きです。
何度も読みたくなる作品です。
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