(2018年2月28日:更新)
あらすじとおすすめポイント
1998年10月20日発行。戯曲を書くにあたっての考え方や演出表現の方法が書いてあります。●『演劇入門』/平田オリザの感想
スタミュ(アニメ)を見て、演劇関係はあまり知らないなと手に取ってみました。
思っていた(演者のなにかを借りようとした)ものとは違い、主に演出家(劇作家)に向けての本でした。
演出の説明で、文脈(コンテクスト)の理解が役者・演出家・観客で違う、というのがありました。
言われてみればその通りで、普段の生活の中でもその人の「ソレ」は別の人間にとっては「ソレ」ではない場合もあるんですよね……。
固定観念に囚われてはいけないのだと思いました。
読み終えてみると、演劇に携わっている人以外でも基本になることが書いてあったように思います。
著者の戯曲に対する熱意が伝わってくる本でした。